この国の心配なところカルロスゴーンさんとホリエモンさん

ホリエモンさんの逮捕にしても今回のゴーンさんの逮捕にしても思う事がある。善悪の真実は僕ごときにはわかりようもない。いや、神さまでさえもわからないものかもしれない。会社の経営について何が善で何が悪であるのかは明確にあるとしよう。しかしそこに検察が介入するのは本当に必要な事なのだろうか。出る杭は打たれる。雉も鳴かずば撃たれまい。日本にはこうした諺がある。しかし、ホリエモンさんやゴーンさんが仮に悪い事をしたとする。業務上の横領や、偽計取引などだ。しかしその責任は、本人、そして株主が負うべきではないのだろうか。数千、数万人の株主がしっかり経営陣を見張る。ダメな経営者ならば交代させる。それが本来の資本主義の姿ではないのか？自分では無実だと思っているのにいきなり逮捕されてはたまったもんではない。あくまでも故意に悪事を働いたのならば逮捕も仕方のない事かもしれない。しかし本人が故意なのか過失なのか、はたまた、解釈の相違なのか。零細企業の鉛筆一本だって私用か経費か判断つかない事だってあるだろう。息子の会社に売り上げをつけた。それは善悪で決められない事もあるのではないか？冤罪の可能性はないのか。僕のような一般市民には縁のない事かもしれないが、世の中にイノベーションを起こしたり、会社を大きくしたり、急成長したりすると、国家権力によって叩き潰される可能性がある。かの渋沢栄一さんも、お代官さまに500両の大金を年貢とは別に請求されたとのことだ。吉田松陰先生も斬首されてしまった。権力を持つものは、決してその使い方を間違えてはいけないと思う。決して乱用してはいけないんだ！！法の解釈なんて下手すれば弁護士の能力一つではないのか？良い弁護士をつけたほうが法的に勝つ。ならばいきなり逮捕はあまりに酷い。日本は法治国家だと学んだ。日本はアジアのリーダーであり、欧米にだって負けてないんだ。第2のゴーンにならないために優秀な外国人が日本を嫌いになる。それは恐ろしい。もしもホリエモンさんがやられてなければ、もっと素晴らしいサービスが国民全体に普及していただろう。ITバブルの崩壊もなかったかもしれない。もしも100歩譲ってゴーンさんが会社を私物化し、労働者から搾取し、自らの富を増大させ株主価値を毀損させているのならば、それは株主の責任だ。逮捕はゴーンさんが人を殴った時などにするべきだ。日本が法的にみても、世界で最もステキな国であるという事を切に祈る。